読んでみると猛烈に海外旅行に行きたくなる本です。すべて作者沢木氏の実録なので、リアルな情景描写がさらに面白くさせています。
自分も貧乏な格安旅行をしても、バックパッカー的な旅行はしたことはありませんでした。ホテルも決めてない、ガイドブックも持っていない、英語はしゃべれない、行くあてもないという中で海外旅行をする事は、楽しそうとは思っていながらも、とても今の自分も、今後の自分もすることは出来ないことです。
第一巻は香港・マカオを旅する話ですが、マカオのカジノの話がこれまた面白い。ギャンブルをあまりやらない極々一般的な日本人が、マカオのギャンブラーの心理を分析しながら、勝ったり、負けたり、負けたり、勝ったりしている様子は、なかなか興奮します。
貧乏旅行はしないとしても、一回はマカオに行ってみたくなりました。もう少し大学生の自由な時間にアクティブな旅行を経験しておけばよかったなー。
多くの方が読んでいるベストセラーですが、本当に面白い旅行記です。

