「知の衰退」からいかに脱出するか?を読んでみた

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以前読んでみてはいたものの、ぼんやり忘れかけていたので、大前研一氏の新版「知の衰退」からいかに脱出するか?―そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!! (光文社知恵の森文庫) を、読み返してみました。現代人、というより現代社会の集団知の衰退、集団IQの低下を大前流に分析しています。相変わらずの書き口なんで、多くの意見はあると思うけど、国際社会で勝ち抜くための手法・現状分析は間違っていないと感じる。ざっくりまとめてみると、

・物品購入に関しても、いいものを選ぶのではなく日本国民が右にならえの「思考停止」状態に陥っている。
・考えないが意見を持つ日本人。領土問題に対して「韓国や中国は嫌い、生意気だ」という短絡的な意見を持つが、問題の本質までしっかりと考えてはいない。
・テレビでは馬鹿な回答をするほど視聴率がとれるクイズ番組が乱立(最近は少し減ってはいるが、ゼロではない)。モノを知らなくてもいい、考えなくてもいいんだという世論が構成される。
・震災前の書籍なので、原子力エネルギーへのシフトを強く推奨。
・日本政府の政策は、「弱者保護」に注力して、日本経済を大きくする改革をしていない。
・二拓やシンプルな問題だけが注目される政治。郵政選挙は最もよい例。シンプルな問題に国民は飛びつき、小泉政権は大勝利。
・考えはするが行動を起こさない日本人。将来の不安は感じているが、特に資産運用の件でノーアクション。バブル恐怖症ともいえるリスク回避主義に陥っている。
・これからの世代に必要な三種の神器は「語学」「ファイナンス」「IT」。「読み」「書き」「そろばん」と同じ最低レベル必要なものだと思ってよい。

管理人もどちらかというと無欲世代。自己分析するといつも安定志向に分類されます。(ちなみに本書だと、小さな幸せを感じて細々生きるスモールハピネスは全否定。)今の考えになったバックグラウンドは、幼少期から「貪欲に利益を生み出す事・金持ちの人間は悪」「家庭・愛・友情・平等が最も大事」というようなメッセージ性のある漫画やドラマで育ったことも一つの要因だと思う。同世代の海外技術者と話をすると、考え方が180度違うことに驚かされる。

今の業務を行っていると、コスト競争力で韓国・中国に手が出ないのは明白だし、技術力でも韓国・中国の人材の方が優秀な人材が多いと感じる。このような競合国と戦っていくには、本書で書かれている日本の教育改革はもちろん必要だが、時間がかかりすぎ特効薬とはならない。今の日本の現状を考えると、一人で世界中どこでもやっていける「考える力・問題解決力のある国際人」になることは必要不可欠。世論はおいておいて、いざ冷静に今の現状を考察・分析すると、今後の危機感はさらに増します。

まずは、今後の自分のアクションアイテム・行動目標は以下に設定。
・語学はさらに短期集中で実施。
・何事に関しても考えを深堀する。自分の考えとなるまでしっかり咀嚼。
・権限・規制強化は非効率化へと繋がる。今の業務にも通じることなので肝に銘じる。
・現状資産運用の見直し。

考えることに怠惰にならずに、前へ前へ進むチャレンジ精神を持つことを強く意識しないとダメですね。

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